ヒサヤオオドオリパークを賑わいと美しい緑のあふれる公園にしたい
ヒサヤオオドオリパークの広場には、子どもから大人まで多くの市民が集い、市民の憩いの場として、また名古屋市のシンボルとして、私たち市民の生活に潤いを与えてくれます。一方で、公園の美しさや快適さを維持するためにはさまざまな悩みがあります。
特にイベントの開催などに使われる公園の天然芝の広場における芝生の劣化や維持管理の難しさという課題に直面しています。
私たちは、この課題を解決し、美しい芝生と市民が集う賑わいの創出の両立を実現したいと考えています。
「シバフヒロバ」の芝生劣化という課題
ヒサヤオオドオリパークは、公園内の5つのヒロバ全体で年間約200件ものイベントが開催され、名古屋の活気を象徴する場となっています。しかし、その賑わいの裏で、芝生の広場には大きなダメージが積み重なっています。
特に、シーズンによっては毎週のようにイベントが開催されるシバフヒロバがあります。公園に賑わいが創出されることは嬉しい一方で、芝生への影響は大きく、シバフヒロバは芝生の枯死がかなり目立っています。
本来であれば、イベント開催後は芝生養生のために、芝生エリアを封鎖したり、適切な時期に適切な養生期間を設ける必要がありますが、シバフヒロバでは一般的に必要とされている養生期間を確保することが難しく、芝生が枯死してしまうという事態が発生しています。
賑わいの創出と美しい芝生の維持との葛藤
シバフヒロバは24時間365日開放していることに加え、芝生の上で頻繁にイベントを開催している全国でもあまり例のない公園です。芝生を元気に育て、枯死させないようにするためには、イベント開催数を限定し、養生期間を適正化する必要があります。
しかしながら、私たちは市民の集いの場であるヒサヤオオドオリパークの「シバフヒロバ」を「観る」シバフヒロバではなく、「使う」シバフヒロバとして、公園利用者の方に芝生の上で「過ごす」ことを楽しんでもらいたいと考えています。
人が集うことで、芝生にストレスがかかり、枯れてしまう・・・
どうすれば、賑わいと美しい芝生の維持を両立できるのか頭を悩ませています。
芝生が枯れてしまったシバフヒロバの様子
なんとかイベント開催と芝生の維持を両立させたい…
ヒサヤオオドオリパークの芝生管理を担当してくださっている造園担当者の方も、青々とした芝生を維持できないことに歯痒さを感じられています。
芝生管理のプロとして、なんとか人の集いと芝生の維持を両立させられないか、シバフヒロバの芝生の上で子どもたちが遊ぶ姿をみたい、そんな想いを持って、日々工夫して管理をしてくださっています。
今回の実証実験では、イベント開催による賑わいと美しい芝生の維持の両立を目的達成に向けて、芝生の生育状況だけでなく、維持管理にかかるコストや手間などの提案内容に合わせた効果検証を検討する予定です。
市・造園担当者、そして実証パートナー企業がワンチームとなって、最適な解決策を見つけ出したいと考えています。
共に、緑あふれる未来をつくりませんか?
私たちは、ヒサヤオオドオリパークを賑わいを生み出す場所、且つ市民をはじめとした公園利用者がいつでも美しい緑を感じ、憩い、楽しめる場所にしたいと考えています。この想いに共感し、共に未来の公園づくりに挑戦していただける企業の皆様からのご提案をお待ちしています。