
Hatch Technology NAGOYAの課題提示型支援事業では、現在8つの実証プロジェクトが進行中です。今回はその中から、健康福祉局保険年金課とUSEN&U-NEXT GROUPの株式会社TACTが連携して取り組むプロジェクト、「国民健康保険料未納をゼロへ!革新的技術で支える安心社会」の進捗をお伝えします。
実証プロジェクト背景
国民健康保険料(国保料)の徴収は、市民の生活と健康を守るための重要な業務です。しかし、未納が発生すると、その対応によって行政の業務が複雑化し、限られた人数の職員に大きな負担がかかってしまうという課題がありました。そこで、新しい技術を用いて業務を効率化しつつ、徴収率を向上させる解決策が求められています。
この課題に対し、本プロジェクトでは株式会社TACTの保有する「AI音声対話システム」と、「生成AI」という先進技術を活用し、以下の3つの実証実験を通して国保料の未納ゼロを目指します。
- 「AI音声対話システム」による納付期限前の案内
- 「AI音声対話システム」による外国人の未納世帯への多言語・やさしい日本語での案内
- 生成AIによるデータ分析を活かした納付率向上施策の試行

顔合わせと操作説明会を実施
実証実験のスタートに向けて、「AI音声対話システム」の最終調整とシステム操作説明会を11月に名古屋市役所本庁舎にて実施しました。
今回活用する株式会社TACTの「AI音声対話システム」は、電話をかけるリストの管理から、どのような会話を行うかというシナリオ設定、不在時のリダイヤル回数といった運用ルールまでを一元管理できるシステムです。
説明会では、職員が実際の管理画面を見ながら、現場での具体的な運用フローを確認しました。実際にシステムを操作することで、「AIがどのように対話し、その結果がどう記録されるのか」を直接確かめました。参加した職員からも、新しいツールへの理解が深まり、実証への手応えを感じる様子が伺えました。

実証実験スタート
この説明会を経て、11月25日より1つ目の実証実験である「AIによる納付期限前の案内」がスタートしました。この架電は、単に納付を促すだけでなく、利便性の高い「口座振替の電子申請」を国民健康保険の新規加入者にご案内することで、将来的な未納を未然に防ぐことを目的としています。
今後も、残る2つの実証実験の準備もすすめながら、より効果のある実証実験になるようプロジェクトを進めてまいります。
株式会社TACTの野矢さんは、この挑戦について次のように意気込みを語っています。
「この度は、名古屋市様と共に市民の皆様の暮らしを支える重要な取り組みに、弊社の技術で貢献できることを大変光栄に思います。この実証実験を成功に導けるよう誠心誠意努め、より良い社会の実現に貢献してまいります。」

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