Hatch Meets「河川管理のための水深データ計測の有効性確認」実証実験開始

実証事業者:株式会社平泉洋行

フィールド提供者:堀川(緑政土木局河川計画課)

プロジェクト概要

株式会社平泉洋行は2022年度に「Hatch Technology NAGOYA」課題提示型支援事業において、水面ドローンJELLYFISHBOTを用いた浮遊ゴミの回収や自動運転、タンデム航行などの実証実験を行いました。
https://hatch-tech-nagoya.jp/2022/horikawa-report/


本年度は水面ドローンの新たなるニーズを模索する為、堀川の水深を測定し、川底に沈むヘドロの集積度合いを定期的に確認することで、ヘドロ等の堆積状況や経年変化を捉えることができ、より効率的な浄化施策の実施につなげることができるのではないか?という仮説のもと、水面ドローンを利用して水域の深度を自動計測し、深浅図を作成する機能の有効性を確認します。

飛行機の模型

低い精度で自動的に生成された説明

プロジェクトの目的

技術企業の目的

<水面ドローンの新たなニーズ探索>

水面ドローンを利用した水域深度の自動計測と可視化機能について、河川や海など水深測定ニーズの高い場所における実用化を目指します。

フィールドの目的

<効率的な浄化施策の実施>

定期的な川底の形状確認によって、ヘドロの堆積状況や変化を把握し、より適切で効果的な浄化施策を計画を立案できるよう目指します。

実証実験の詳細

北清水親水広場を中心に志賀橋付近からレインボーブリッジ田端付近において水面ドローンJELLYFISHBOTによる水域深度の自動計測を行い、水深データを測定します。

<測定方法>

・測定するサンプリング間隔を1m、2mと変化させて精度を確認します。

・水深データを可視化(深浅図作成)し、どのような視覚的影響があるのか確認します。

・データ計測は複数回行い、計測時間の確認や、ニーズにあったデータ利用を検討します。

川と橋と建物

中程度の精度で自動的に生成された説明

電子機器の部品

低い精度で自動的に生成された説明

関連ニュース

中日BIZナビ「堀川のヘドロ堆積、海洋ドローンで状況把握へ 名古屋で実証実験」


https://biz.chunichi.co.jp/news/article/10/65478/