読み書きが困難な子どもたちへ、ICTを活用した新しい学びの支援アプリの実証実験
- 実証事業者
- 株式会社Nanka
- 一般社団法人読み書き配慮
- あいち学習支援相談室TP
- フィールド提供者
- 名古屋市立明治小学校

1. プロジェクト概要
本プロジェクトでは、AI搭載学習支援ツール「もじソナ」を活用し、読み書きに困難を抱える子どもたちへの学習支援の効率化を目指します。
「もじソナ」は、紙のプリントや教科書をタブレットで撮影したり、デジタル教材を取り込むだけで、学習コンテンツ内の文章を任意に読み上げることが可能です。また、問題集やテストの解答欄に対しても、音声入力やキーボード入力による解答が可能となります。
これにより、子どもたちの読み書きにかかる負担を大幅に軽減し、学習意欲の低下を防ぐとともに、学びの習慣化を促進します。さらに、保護者や教育現場における支援の負担軽減にもつながることが期待されます。
本プロジェクトでは、こうした効果が実際に得られるかどうかを、実証実験を通じて検証していきます。
2. プロジェクトの目的
本実証実験では、名古屋市内の学校現場において「もじソナ」を継続利用することで、学習意欲の向上、学習中の疲労度軽減、学習量の増加の3つの観点からその有効性を明らかにすることを目指しています。
3. 実証プロジェクト詳細
対象:読み書きに困難のある児童・生徒
期間:10月〜実証開始予定
内容:小学校授業でのもじソナ活用による教材読み上げ、音声・キーボードでの解答入力を通じた学習支援実証
学習量、学習意欲、疲労度の変化をアンケートや観察で記録
期待される成果
・読み書き負荷の軽減
・学習意欲の向上や学習の習慣化
・教育現場での支援負担軽減
・今後のサービス改善へのフィードバック