Hatch Technology NAGOYA

課題提示型事業
課題詳細

気軽で楽しい!ワクワクいっぱい!新たな子ども会へチャレンジ!!

締切日
【募集終了】

要点

解決したい課題
子ども会の活動を通して、保護者が負担に感じることなく、子どもたちに成長機会を平等に提供したい。
想定する実証実験
先進技術を活用した効果的な情報発信や、業務効率化ツールの導入により、子ども会運営の負担軽減と魅力発信の向上を目指します。
実現したい未来
身近な地域で子どもたちが自由に遊び、学び、交流できる場が活性化し、どの地域でも子どもが進んで参加でき、また保護者が負担に感じることなく子ども会活動に参加できる未来です。
得られるもの
先進技術を活かし地域社会が抱える課題解決へ貢献できる機会。 行政機関と連携し新たな事業展開や社会実装に向けた道筋の構築。 地域住民や団体との協働を通じた地域コミュニティにおける知見の獲得。

ストーリー

失われゆく地域の絆

出典 名古屋市子ども青少年局調べ

 地域の子ども会は、学校や家庭以外で過ごす居場所として子どもたちが絆を深める大切な場所となっています。ですが、少子化や子どもの習い事の多様化などにより、地域コミュニティにおける子どもたちの交流機会は減少し続けており、身近な地域での居場所となる子ども会が失われつつある現状を生み出しています。

子ども会とはなにか

 そもそも子ども会は、身近な地域で異年齢の子ども同士が交流し、様々な体験しながら、子どもが成長できる非常に大切な取り組みです。その子ども会は保護者を始めとする地域の方々が運営を担うことで活動が行われてきました。異なる学年の友達と遊ぶ中で社交性や協調性を学び、様々な活動を通して豊かな感性や物事を成し遂げる力を育みます。子どもたちの成長に欠かせない経験を得られる場なのです。

これまでの挑戦と新たな可能性

 名古屋市では、子ども会活動における保護者負担軽減のため、子ども会活動アシストバンクやICTツールの導入支援など、子ども会活動への支援を進めてきました。しかし、毎年のように役員が交代することに伴う引き継ぎの難しさからICTツールの活用はなかなか定着しない現状もあり、保護者負担軽減への取り組みには課題があります。また、子ども会活動の魅力発信としてPR動画を作成し、YouTubeで子ども会活動の魅力発信も行っていますが、子ども会へ参加する子どもの数の減少に歯止めがかかっていません。 この現状を打破するため、私たちはテクノロジーの力を活用し、子ども会活動における課題の解決を目指します。子ども会運営の効率化や、誰でも企画・運営に参加できる仕組み作り、そして子ども会活動の魅力を最大限に引き出すPR手法の開発に、先進技術の可能性を見出しています。私たちは、子ども会活動の新たな姿を創造したいと考えています。

未来を共に創るパートナーを募集

 この挑戦は、私たちだけの力では成し遂げられません。子ども会活動における課題に対し、先進技術と斬新なアイデアで挑む企業様からの提案を心待ちにしています。なごやの子どもたちがのびのびと遊べる未来を共に創り、地域に笑顔あふれる交流の場を広げていくため、ぜひ私たちのプロジェクトにご参加ください。

募集要項

背景
名古屋市では、身近な地域で異年齢の子ども同士が交流し、子どもの健やかな育ちを支援するため、子ども会活動を推進しています。しかし、近年は共働き世帯の増加や子どもの習い事の多様化などにより、保護者が地域活動に参加する余裕が減り、保護者負担の大きさなどを背景として、子ども会の参加者はピーク時の約5分の1にまで減少しています。この状況が続けば、地域における子どもたちの貴重な交流の場が失われる可能性があります。
背景(詳細)
子ども会活動の継続には、主に三つの課題が存在しています。保護者の運営負担が大きく、特に役員の引き継ぎが不十分なため、初めての役員は特に大きな負担を感じています。次に、子ども会自体が減少している地域では、参加したくても子ども会自体がないため参加できない子どもたちがいます。最後に、「子ども会で何を体験できるか分かりにくい」という声が多く、子ども会活動の魅力が十分に伝わらず効果的なPR手法もなかなか見つからない状況です。
求める解決策
新たな技術的アプローチによる解決策を求めます。保護者の運営負担を軽減し、誰もが子ども会活動に携わりやすくなる仕組み、または子どもたちが地域で参加できる機会を増やし、子ども会活動の魅力を効果的に発信する革新的な方法を期待しています。これにより、子どもたちが遊び、学び、交流し、体験する機会を身近な地域で提供できる環境の実現を目指します。
想定する実証実験内容
本プロジェクトでは、デジタル技術を活用し、子ども会活動の魅力を幅広く発信する方法を求めます。また、運営に携わる保護者の負担を軽減するための手法を検討し、その効果を検証したいと考えています。これらの取り組みを通じて、地域の子ども会が持続可能で魅力的な活動を展開できる基盤を構築することを目指します。
実証実験成功後の発展性
本プロジェクトで成功した取り組みは、名古屋市内全域の子ども会活動への展開が期待されます。さらに、子ども会活動で得られた知見は、町内会やPTAなど、他の地域活動団体が抱える共通の課題解決にも貢献する可能性があります。
プロジェクトの進め方打合せ方法
週に一度程度のオンラインミーティングを基本とし、必要に応じて対面での打ち合わせを実施したいと考えています。必要に応じて子ども会の協力を得たうえで視察や実証を行えるよう検討します。
提供可能な データ・環境等
実証実験の対象地域としては、名古屋市子ども会連合会を通じた募集、あるいは特定のモデル地区との連携が考えられます。活動に一定の規模感がある地域との連携が、実証効果の測定において望ましいと考えています。
プログラム終了後の 本格導入
提案技術や解決策の有効性が確認された場合、名古屋市として子ども会活動への本格導入や普及促進を検討し、持続可能な活動支援を目指します。