AIによる水位予測? 避難情報の発令判断支援ツールの開発

本レポートは、課題提示型支援事業の1つ、行政課題「SNSを分析し、もっと多くの声を名古屋市の市政に取り込みたい!~名東区の魅力発見から始めてみよう!~」の実証レポートです。

本実証で生まれた魅力発信事業「#めいとうぐらむ」のロゴマーク

広聴課と名東区企画経理室は、株式会社TBWA HAKUHODO 65dB TOKYOと共に、今年度「Hatch Technology NAGOYA」課題提示型支援事業の実証プロジェクトの一環として、SNSの分析(ソーシャルリスニング)を行い、その結果から新たな名東区の施策を立案し、名東区魅力発信事業「#めいとうぐらむ」を3月からスタートしました。

広聴課では、これまで「市民の声」制度や「市政アンケート」等により市政に関する意見や要望等を分析し、市政に反映してきました。しかしながら、意見や要望等を直接市に寄せるのは一部の市民に限られており、多くの市民の声を聴き逃している可能性があり、直接市に対して意見することの少ない方々の意見やニーズ等を集約・分析し、市政に反映する仕組みを作りたいという思いがありました。

また、名東区においては人口が減少傾向にあるなか、選ばれるまち・住んでみたいまちとなるよう積極的にシティプロモーションをおこなうため、現在名東区に住んでいる方だけでなく、区民でない方や転入を考えている方など広く市民からの声を集約・分析し、区の魅力や強みを発見・把握したいと考えていました。

これら、2つの部署の思いを受けて、「名東区の魅力や強みを発見・把握」をテーマに、SNSから直接市に対して意見することの少ない方々の意見やニーズ等の集約・分析(ソーシャルリスニング)を行い、市政に反映する仕組みが構築できるかを検証しました。

今回の実証のポイント

「TBWA HAKUHODO」は、博報堂とTBWAワールドワイドのジョイントベンチャーの総合広告会社です。その中で「65dB TOKYO(65デシベル 東京)」はソーシャルリスニングを用いた独自のソーシャルボイス分析手法やインサイト発見のプロセスを用いて、現代の生活者のニーズに即したマーケティング施策立案を手掛ける専門家集団です。おおよそ6ヶ月にわたり広聴課と名東区企画経理室とともにソーシャルリスニングおよびその分析による施策立案・実施についての検証をおこないました。

9~12月はまず、名東区の魅力に関する発見をテーマに、ソーシャルリスニングを実施し、名東区について市民がどのように感じているかを調査しました。まず主要SNSであるTwitterやInstagramで話題となっている内容を可視化した結果、名東区についてはInstagramでの投稿が多いという意外な結果が得られました。さらに、各SNSの投稿(つぶやき)の内容を詳細に分析し、名東区の魅力を「自然・環境」「文化・芸術」「健康・スポーツ」「安心・安全」「街並み」の5個の大カテゴリ、18個の小カテゴリに分類しました。特に5つの大カテゴリは名東区の特徴・強みとも言えるでしょう。

(システムのイメージ)

この結果をもとに、実際に名東区の魅力発信につながるような施策を考えるべく、12月には、65dBの独自手法によるワークショップをおこない、インサイトマイニング(SNS上の声の深堀り)によって3つの施策アイデアを創出しました。

(ワークショップの様子)

(ワークショップの結果出てきたアイデア)

この3つのアイデアから、最初の分析でも名東区に関連した話題が多いと判明したSNS「Instagram」を活用し、名東区の公式アカウント「510meitogram」を開設、名東区の魅力を発信する名東区魅力発信事業「#めいとうぐらむ」を3月からスタートしています。皆さんも名東区の季節の風景やイベント、日常風景などの画像を、ぜひ「#めいとうぐらむ」のハッシュタグを加えてInstagramに投稿してみませんか!?

(「#めいとうぐらむ」の紹介ページ)


企業募集時の課題