来園者数年間350万人を目指して 来園者属性からサービス向上と新たな誘客へ

要点

解決したい課題

俯瞰的・継続的な来園者属性を把握し、誘客ターゲットの見極めや埋もれているニーズの掘り起こしをしたい

想定する実証検証

園内に設置した機器(カメラやロボット等)を使った属性把握

実現したい未来

市民の様々なニーズに対応した楽しみを提供するフィールドとすること
市民が誇れる動植物園として本市の観光拠点となること

得られる物

・東山動植物園の知名度を生かした広報PR
・年間250万人のフィールドでの実証実験


ストーリー

来園者数年間350万人を目指して
来園者属性からサービス向上と新たな誘客へ



東山動物園正門

日本2位の来場者数

東山動植物園は、年間250万人が訪れる公園で、動物園としての入園者数は恩賜上野動物園についで全国2位、既に動植物園や市民の公園としての入園者数は高水準にあります。
休日は開園前から入園待ちの列ができるほどで、家族連れを中心に多くの市民や動植物ファンの方に楽しんで頂いています。来園者に対して重視しているのは、動植物をみて楽しむ・楽しみながら学ぶという点で、学習展示の充実した施設整備や学べるイベントを開催することに注力してきました。また、インターネットやSNSでの発信も力を入れていて、東山動植物園の公式ツイッターでは、既に20万人ほどのフォロワーを持ち、毎日、旬な動植物の写真をアップしています。
また、東山動植物園では、2036年度の開園100周年に向け、2006年に「東山動植物園再生プラン」基本構想を、2007年に同プラン基本計画を策定し、これに基づき運営・整備を行っています。この計画における、来園者目標は350万人としています。しかし、上記の過去10年の入園者推移からもわかるように、開園100周年となる2036年度までにおよそ100万人増の350万人を目指すことは容易ではありません。



園内風景

主要動物園の平成30年度入園者数(日本動物園水族館年報より)

属性把握のための取り組みに限界が生じている現状

これまでにも東山動植物園では、よりよい動植物園を目指して園内での紙面アンケートやWEB アンケートなどを行ってきました。このデータから、県内県外の割合やリピート率などの属性はある程度把握できています。 

<直近のアンケート結果(抜粋)>
実施日:令和元年11月16日(土) 入園者数:20,705人 天気:晴
回答者:343人 実施場所:正門・北園門



アンケートの様子

来園者のおよそ8割が東海3県、リピーターとなっており、新たな客層の取り込みやニーズの掘り起こしが必要となっています。
そこで、属性から伸びしろのある客層や誘客のタイミングを把握したいと考えていますが、現状のアンケートから得られる属性には、そもそもアンケートに参加してくださる方の偏りや、季節や天気などによる変化を十分に捉えられていないという課題があり、属性把握において新たな手法が必要となっています。
例えば、最近では、Wi-Fiの接続端末から、外国人の比率がわかるようになっています。そのデータによると、外国人の方がWifiに接続した数は、全接続の3%程度であることがわかっています。
しかし、これらアンケートやWi-Fiでの属性把握はあくまでも一部しか把握できません。属性の全体像と変化を取得したいのですが、アンケートやWi-Fi接続では限界があります。
一般的なレジャー施設であれば、窓口でチケット購入する際やオンラインでの販売、年間パスポートの購入の際など情報を取得するところだと思いますが、東山動植物園では、コンビニ・旅行代理店・企業の福利厚生等販売チャネルが多様で、かつ中学生以下は無料のため全体像を把握することはできません。
属性の基礎データが揃えば、伸びしろのある層を見極めたり、アンケートに反映されていない客層がどの程度いるのかも把握でき、そういった客層に絞ったアンケートやイベントによるニーズの掘り起こしも可能になるはず、と見込んでいます。
現状、上記のような紙ベースでのアンケートを実施しても取り逃がしている層やニーズがまだ数多く存在していると思われ、例えば
・ カップルや車いすの方がどの程度来園しているのか把握できていない
・ 園内に存在する6つのゲートを、年間を通してカウントする方法を持っていない
などの課題があります。



チケット売り場

また、施設が広く入園門を6つ(☆マーク)設けているため、必ず通るポイントというのを用意するのも難しい現状があります。



門の位置

改札に職員はいますが、案内なども兼ねており、人数や属性について常時カウントすることは難しい状態です。
今後、東山動植物園の魅力の強化のためには、対象を絞ったニーズの掘り起こしアンケートを実施したり、イベントを実施していきたいと考えていますが、一定の客層に向けた施策を実施するための課題抽出や予算割り当てのためにもまずは属性情報が必要で、そういった情報の収集方法をともに実証実験してくださるパートナーを探しています。
まず第一にこういった属性情報を基に次のステップへ展開することで、サービス向上、ひいては来場者数の増加にもつながるものと考えています。入園者350万人達成に向けての第一歩となる、基本的な属性把握を可能とする技術のご提案を、ぜひお願いいたします。



東山動物園の職員

募集要項

背景
名古屋市が運営する東山動植物園は、東京の恩賜上野動物園に次ぐ全国第2 位の入園者数をキープしており、動植物園としては既にかなりの人気を誇っています。しかしながら、2036年度に開園100周年を迎えるにあたり策定した20年計画にある来園者目標数達成のためにも、もっと多くの方に魅力を知っていただきたい、もっと多くの方にとって魅力的な施設になりたいと考えています。 東山動植物園では、開園100周年に向け、2006年に「東山動植物園再生プラン」基本構想を、2007年に同プラン基本計画を策定し、これに基づき運営・整備を行っています。この計画では、2036年度(開園100 周年)までの来園者目標を350万人としています。
属性の基礎データが揃えば、伸びしろのある層を見極めたり、アンケートに反映されていない客層がどの程度いるのかも把握でき、そういった客層に絞ったアンケートやイベントによるニーズの掘り起こしも可能になるはず、と見込んでいます。 現状、紙ベースでのアンケートを実施しても取り逃がしている層やニーズがまだ数多く存在していると職員たちが感じている現状が、今回の応募の背景にはあります。
今後、東山動植物園の魅力の強化のためには、対象を絞ったニーズの掘り起こしアンケートを実施したり、イベントを実施していきたいと考えていますが、一定の客層に向けた施策を実施するための課題抽出や予算割り当てのためにもまずは来場者の属性情報を必要しており、そういった情報の収集方法をともに実証実験してくださるパートナーを探しています。
課題
マーケティングの施策を効果的に実施するための基礎データがない サービス向上、あらたな客層の誘客にあたり、新たな施策を検討したいが、基礎データとなる属性情報が十分に把握できていない。
求める解決策
来園者の属性を把握するツールの開発・実証
<把握したい情報>
性別・年齢層・グループ構成・使用言語(国籍は不要です)・入園門(来園方向)から想定される来園手段、旅行者なのか付近在住者なのか・車いすやベビーカーの割合など
実証実験成功後の発展性
収集したデータを元に、新たなマーケティングやイベント等の施策を検討また実施したものの効果を検証したい。
想定する実証実験内容
東山動植物園を使い、各門や駐車場など来園者の動線上に属性把握の機器を設置し、◯ヶ月間、入園者の属性把握を行う。
※カメラや音声認識ツールを使った把握を想定していますが、個人情報保護の観点を考慮したうえで、より広範に属性把握が行えるものであれば、解決策はこれ以外にも自由にご提案ください。
提案企業に求める専門性
・映像分析
・音声分析など属性把握に必要な技術
・個人情報の取り扱いについての専門的知識
プロジェクトの進め方・打ち合せ方法
着手にあたって、最低1回の現場視察が必要と考えます。進行にあたっては、オンラインでの打合せでかまいません。
提供可能なデータ・環境等
・東山動植物園内で各門Wi-Fi、カメラ、ロボット等機材の設置場所の提供
・ウェブサイトでのPR
・入場者数(購入ルート別、入場ゲート別)
・アンケート実施結果
・Wi-Fi やアプリの利用状況データ
プログラム終了後の本格導入
<把握したい情報>として列挙した項目を概ね取得できるようであれば、事前度以降も継続して設置を検討。
システムリースとして年間数十万円の予算化を想定。
必要があれば、システム拡充の予算化も想定。

お申し込みはこちら

締切 2020年7月31日

8月20日まで延長しました!

※アーバンイノベーションジャパンのサイトに移動しますが名古屋市の事業のものです