2022年PJ報告No6.「メンタルリスク予測AI」の実用化に向けたPJ

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実証事業者 株式会社アドダイス
フィールド提供者 一般社団法人あいち福祉振興会

実証実験の目的とゴール

アドダイスは、未病スコアとして、ストレス・メンタルヘルスの領域に関する客観的な指標としてバイタルデータに現れる客観的な指標を示すことで、ストレスの度合いに周囲が気づくことを可能にし、心の病を自己責任として突き放さず周囲が友好的に見守る社会の実現を目指します。

あいち福祉振興会は、施設の利用者で精神障がいを持っている方の行動や、言動の変化に対して主観的な対応になってしまう部分を、体調や生活面での安定を促す指標がわかり、根拠に基づく支援ができることと、変化が指標として見えることでより手厚い支援を可能とすることを目指します。

実証実験のゴールとして、アドダイス独自のAI技術「ソロモン・テクノロジー」に基づき装着者のバイタル変化を検証し、心身状態を視える化することで健康管理、業務との関連性の有無を解析し、メンタルヘルスのスコアの表示を目指し、ストレスチェック機能の実装に向けた準備として下記の解析手順を構築します。

  • 1) メンタルヘルスにおいてどのようなバイタル変化に着目すべきか検討する
  • 2) ユーザーの一日を通じたバイタル変化を確認し、体調管理に役立てる。

実証実験の概要

アドダイスが提供するウェアラブルデバイス「ResQ Band」をあいち福祉振興会が運営する就労系の障がい施設の利用者と職員に装着し、バイタルデータ(心拍数、皮膚温、血中酸素濃度、呼吸数、血圧、歩数、心拍変動、睡眠時間)を取得します。

装着者のバイタル変化より健康管理と、バイタルを含めアラートがいつ発報されているかを解析します。アラートは心拍数、血中酸素濃度、ResQヒートスコアを組み合わせた数値で一定基準を超えた際に発報されます。

心身状態を見える化することで健康管理、クラスター対策に役立てる他、業務との関連性の有無を解析し、ストレスチェックのスコアを探します。

実証実験の成果と課題

ストレス指標と実際の面談やアンケートの結果から、メンタルリスクスコアの開発に成功しました。

ストレススコアが時系列データで可視化することが可能となり、ResQ Band利用者にバイタル、リスクソコアのアラートの発報時間、回数、を報告し、どのような時間に注意が必要か、どんな時に気持ちが落ち込むかについて面談をサポートするシートを作成しました。

また、Best story telling賞を受賞し、カルフォルニア州での実証も開始が決定しました!

今後の展開

引き続きあいち福祉振興会と協力し、実証実験を継続し、医療機関や製薬企業、就労移行支援施設、中小企業、産業医などへの実証提案を行っていきます。

また、こころの心配事のある人への価値提供の実現として、究極の個別カスタマイズAIへ、サンプル抽出で対応される現状では特定の異質な個体は勘案されないので個別データ解析、学習、AIアップデートでその人仕様の究極の個別カスタマイズAIを目指します。